2005年02月19日(土) 16時47分
被害証明の請求、簡単に スキミングの控除で全銀協（共同通信）
キャッシュカードを読み取るスキミング被害に遭った預金者が、確定申告で雑損控除を受ける際に必要な警察の被害証明書について、預金者が口座の開設銀行に請求すれば、受け取れるよう全国銀行協会（全銀協）が調整を進めていることが１９日分かった。預金者本人が警察から直接受領することはできず、対策が求められていた。
スキミング犯罪では刑法上、偽造カードで現金が引き出された現金自動預払機（ＡＴＭ）の設置銀行が窃盗の被害者とされ、預金者は実質的被害者でありながら、警察へ証明書を請求できなかった。
このため全銀協は国税庁や警察庁とも協議。預金者が、被害口座のある銀行に請求した場合、実際に現金が引き出されたＡＴＭの設置銀行に連絡。この銀行が警察に発行を求め、預金者に証明書が届く方向で検討しているという。
（共同通信） - 2月19日16時47分更新
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