2005年02月18日(金) 19時41分
<法の華三法行>福永元代表に詐欺罪で懲役13年求刑(毎日新聞)
宗教法人「法の華三法行(さんぽうぎょう)」(破産)の事件で、詐欺罪に問われた元教団代表、福永輝義(法源)被告(59)の公判が18日、東京地裁であった。検察側は「『天声』というまやかしを唱えて相談者の弱みに付けこんだ希代の詐欺師で、大規模な組織的詐欺の首魁」と論告で指摘し、懲役13年を求刑した。元幹部の前沢あけみ被告(40)には懲役6年を求刑した。次回4月22日に両被告の弁論があり、結審する。
論告によると、福永被告らは94〜97年、主婦らに「足裏診断」を受けさせ、病気の的確な診断や対策を示す能力がないのに「がんになっている。修行を受ければすべて良くなる」などと偽り、計31人から計約1億5000万円をだまし取った。
福永被告らは「宗教活動への参加料としてもらった。だましたことはない」などと無罪を主張している。事件では教団関係者15人が起訴され、既に元幹部ら11人の有罪が確定、元職員2人が控訴している。【井崎憲】
(毎日新聞) - 2月18日19時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050218-00000110-mai-soci