2005年02月18日(金) 21時27分
「フィッシング」の防止策学ぶ 大津 手口説明し注意呼び掛け(京都新聞)
フィッシングの被害防止のために開かれた対策推進会議(大津市浜町)
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実在する金融機関などを装って電子メールを送り、個人情報を不正に入手する「フィッシング」に備えて、滋賀県金融機関防犯対策協議会は18日、対策推進会議を大津市浜町の滋賀銀行本店で開き、県警捜査員から手口や被害防止策を学んだ。
フィッシングは、銀行名などでメールを送って受信者に偽のホームページ(HP)にアクセスするように仕向け、HPに暗証番号などを入力させて不正に個人情報を入手する行為。欧米では、個人情報が詐欺などに悪用され、約1200億円の被害が出ているとされる。今のところ県内で被害はないが、国内では被害が出始めている。
会議には、協議会会員の銀行や信用金庫、郵便局の担当者約15人が出席した。県警生活安全企画課の中川強警部が「『セキュリティーシステム更新のため』『プレゼントが当たった』などと偽って、個人情報を入力させるケースが多い」と手口を説明し、「客にフィッシングの手口を知ってもらうことが被害防止の第一歩。パンフレットなどで広く注意を促してほしい」と呼び掛けた。
(京都新聞) - 2月18日21時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050218-00000052-kyt-l25