2005年02月18日(金) 11時33分
<オウム薬事法違反>自営業の男性に有罪 東京地裁(毎日新聞)
オウム真理教(アーレフに改称)の信者らがアトピー性皮膚炎に効くとする塗り薬を無許可で販売した事件で、詐欺罪と薬事法違反に問われた自営業、中野清被告(37)に対し、東京地裁は18日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役4年)と、求刑通り罰金200万円を言い渡した。上岡哲生裁判官は「患者の心理に付け込んだ悪質な犯行だが、事件は宗教団体の信者らが中心となったもので、関与は小さい」と指摘した。
判決などによると、中野被告は信者ではないが、ヨガを通して知り合ったアーレフの元東京道場長、井上崇被告(36)=公判中=から塗り薬の共同販売を持ちかけられて共謀、03年2月〜04年4月、「桃源」などと名付けた塗り薬を「天然成分のみで副作用はない」などと偽って72人から計414万円余をだまし取ったほか、全国の910人に無許可で販売した。【井崎憲】
(毎日新聞) - 2月18日11時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050218-00000039-mai-soci