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2005年02月17日(木) 09時26分

【中国】消費者協会「食品の苦情減るも質向上と言えず」サーチナ・中国情報局

 中国消費者協会は、2004年、食品に関する苦情申し立て件数が03年より4.3%減少したと発表。しかし、食品の品質が改善したとは言えず、カビや食品添加物について多くの問題がみられると指摘している。16日付で中国新聞社が伝えた。

 04年、消費者協会に寄せられた苦情は約72万件で、このうち55.2%は食品に関するものだった。「粉ミルクの質が悪い」「品質保持期限内にカビが生えた」「異物が混入していた」「食品添加物が不安」といった苦情が多く、中には「病死した豚の肉を売っていた」「工業用塩を食品に使っていた」というものもあった。

 粗悪品を飲んだ乳児が死亡するケースが相次いだことから、多くの市民が関心を寄せている粉ミルクの安全性については、国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ、質検総局)が04年の「粗悪粉ミルクブラックリスト」を発表。12の製造企業名と商品名が公開されている

 ブラックリストに載った企業は、内モンゴル自治区の通遼珠日河蒙興乳業食品有限公司、浙江(せっこう)省・温州(おんしゅう)市の日光乳業食品有限公司、浙江(せっこう)省・泰順県の金鹿乳業有限公司など。製品は乳児用粉ミルクだけでなく、幼児用、学童用、老人用なども含まれており、30種類以上にのぼっていた。(編集担当:恩田有紀)

(サーチナ・中国情報局) - 2月17日9時26分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000000-scn-int