2005年02月17日(木) 17時10分
振り込め詐欺:1月は県内153件、被害総額9660万円−−県警まとめ /広島(毎日新聞)
「なりすまし詐欺」や架空請求など、県内の1月の「振り込め詐欺」の被害は153件(既遂81件)で、被害総額は約9660万円に上ることが、県警減らそう犯罪推進室のまとめでわかった。被害額は、総額1億円を突破した昨年12月などに次いで3番目に多く、県警は「振り込め詐欺とわかれば、県警が金融機関に口座凍結手続きを依頼する」として、発覚後すぐに110番通報するよう呼びかけ始めた。
同室によると、警官を装って交通事故の示談金名目などでだまし取る「なりすまし詐欺」は先月85件(既遂13件)発生し、被害総額は前年同月比約1370万円増の約3470万円だった。架空の融資話を持ちかけ、保証金名目などでだまし取る融資保証金詐欺は51件で、被害総額は5100万円を超えた。
県警は従来から被害の通報を受けると、通信指令室が金融機関に口座凍結を依頼。昨年8月以降、4件計約900万円の被害を食い止めた。
先月24日には、広島市内の女性が、夫の交通事故の示談金を要求され、指定された2口座に計536万円を振り込んだ。その後詐欺と気づき、即座に110番。同室が口座凍結を依頼し、うち1口座に振り込んだ236万円は被害を免れたという。【田中博子】
2月17日朝刊
(毎日新聞) - 2月17日17時10分更新
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