2005年02月16日(水) 02時51分
住友信託銀 指紋認証の携帯端末導入 外勤活動用 個人情報流出を防止(産経新聞)
住友信託銀行は十五日、指紋による個人認証機能を備えた外勤活動用携帯情報端末を、国内銀行で初めて導入すると発表した。外勤担当者が顧客の個人情報の入った携帯端末を紛失したり盗まれた場合も、情報流出を防止するねらい。
三月中に全営業店を対象に約七百台を配布する。
外勤担当者は毎日、営業店の端末から自分の携帯端末にその日訪問する顧客の住所や氏名、家族構成、資産内容などの個人情報をダウンロード。訪問先で携帯端末内の情報を参照しながら、資産運用のコンサルティングを行うことになる。
携帯端末は、最大四十人分の顧客データを記録することが可能。指紋認証機能もついており、あらかじめ指紋を登録した外勤担当者しか操作できず、盗難や紛失にあっても個人情報が流出しない仕組みだ。
これまで、外勤担当者は顧客の資産内容などを紙に記入して持ち歩いていたが、顧客の住所や氏名を載せないことで、盗難被害にあっても、誰の資産か判断できないようにしていた。
(産経新聞) - 2月16日2時51分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050216-00000015-san-bus_all