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クレジットカード会社のUFJカードは7日、提携先のカード会社などを装って電子メールを送り、暗証番号などを聞き出して金銭などをだまし取る「フィッシング詐欺」の手口で、同社の顧客8人が計約150万円の現金を不正に引き出されていた、と発表した。同社は「暗証番号などの入力をメールでお願いすることはない」とし、ホームページで偽メールへの注意を呼びかけている。
同社によると、被害にあった8人は昨年9〜10月、ルーマニアなどの現金自動支払い機(CD)を通じて、現金を借り入れる「キャッシング」サービスで計約150万円が引き出された。名義や番号が同じ偽造カードが使われたとみている。
いずれも被害にあう前に、英語や日本語で「あなたの情報をウェブ上での不正から守るために、あなたの情報を最新のものにしてください」などの文面のメールが来て、暗証番号などの入力に応じ、情報が盗まれたとみられる。この8人とは別に、直接被害はなかったが、25人分についても偽造カードで現金が引き出されそうになった例があったという。
フィッシング詐欺は米国で流行し、最近は日本でも被害例が出てきた。経済産業省が支援する民間の非営利団体「JPCERTコーディネーションセンター」によると、国内で昨年4月から今年1月末までの間に、フィッシング詐欺を狙ったホームページ偽造に関する報告は41件。昨年3月末までは報告例がなかったという。
(02/07 21:43)