2005年02月07日(月) 03時10分
ネット競売で4000万円詐取?北九州の男3人姿消す(読売新聞)
インターネットの「ヤフー・オークション」で、電化製品などを出品した北九州市の3人の男性が、落札者から代金を受け取りながら品物を送らず、相次いで所在不明になっていることが6日わかった。
福岡県警はグループで組織的な詐欺を繰り返していた疑いがあるとみている。
落札者らによると、同市八幡東区の男性(31)は2003年夏、ヤフー(東京都港区)が運営するヤフー・オークションに、パソコンやカーナビなどの電化製品を連続して出品。最低価格を1円と設定したケースもあったため入札が殺到した。
北海道から九州までの150人前後が落札したとみられ、男性が指定した銀行口座には4000万円近くが振り込まれたという。男性は納期を「2週間程度」と説明していたが、落札者の元には品物が送られておらず、男性が伝えていた携帯電話も不通になっているという。
同市小倉北区の男性(34)と小倉南区の男性(27)も昨年春、カーナビやエアコン、ビデオカメラなどを「新品・未開封」として計約1000件出品したが、代金を受け取ったまま所在不明になっている。
その際、落札者との連絡は、福岡市や大阪市、名古屋市などの秘書代行会社を介していた。
昨年夏には、秘書代行会社にも全国から苦情が寄せられるようになり、2人に対応を要請したが、秋ごろには携帯電話が通じなくなったという。
秘書代行会社には八幡東区の男性が賃借しているマンションが連絡先として伝えられており、マンションの利用期間が、3人が出品を繰り返した時期と重なるという。
(読売新聞) - 2月7日3時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050207-00000401-yom-soci