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5日午前7時50分ごろ、神奈川県三浦市南下浦町毘沙門の農道で、ワゴン車の中に男女6人が倒れているのを近くに住む農業の男性(47)が見つけ、110番通報した。6人はすでに死亡しており、車内から「人生に疲れました」「葬式はしないで下さい」などと書かれた遺書と、燃え尽きた練炭が入った七輪四つが見つかった。死因はいずれも一酸化炭素中毒で、三崎署は集団自殺を図ったものとみて、6人が知り合った経緯や自殺の動機を調べている。
6人は、東京都大田区の大学4年男性(22)▽調布市の無職女性(40)▽目黒区の無職女性(21)▽品川区の専門学校生男性(20)▽横浜市旭区の事務員男性(25)▽栃木県出身、職業不詳の女性(30)と確認された。
同署によると、6人は県道毘沙門トンネル西側出入り口付近の農道に停車していた車の中で倒れていた。死後1日程度たっているとみられる。
ワゴン車はレンタカーで、横浜市の男性が1月30日に同市内で借りていた。運転席に男性1人、中列の席に3人、後部座席に2人がおり、うち1人が睡眠薬とみられる錠剤を持っていた。車の窓は内側から粘着テープで目張りされ、全員が携帯電話を所持。車内から遺書4通が見つかったという。6人の携帯のうち五つは通話やメールの記録が消されていたという。
目黒区の女性は一人暮らし。家族は警察の聴取に対し、「1月20日にアパートを訪ねると、自殺をほのめかすメモが置いてあった。30日からは携帯もつながらなくなった」と話しているという。4日、警視庁に捜索願が出ていた。
現場は相模湾をのぞむ三浦半島南端の白浜毘沙門天近くの田園地帯。
(02/05 22:25)