2005年02月01日(火) 10時51分
入手顧客リストで恐喝−信販会社に2000万円要求(奈良新聞)
大手信販会社(東京都千代田区)の奈良支店に関係する顧客リストを入手し、同社から2000万円を脅し取ろうとしたとして、奈良署は31日、恐喝未遂の疑いで、大阪府堺市八田南之町357—3、無職加島政仁容疑者(34)を逮捕した。
顧客リストは奈良、京都、大阪に住む55人分のデータで、住所、指名、電話番号のほか商品購入や支払い状況が記載されていた。同社奈良支店と契約する加盟店一店の顧客リストで、平成8年のデータと見られる。同署で入手ルートなどを追及している。
調べでは、加島容疑者は同社の顧客リストを入手し、個人情報の漏えい責任を材料に金を脅し取ろうと計画。ことし1月7日、同社奈良支店にリストをファクシミリ送信。同日から18日までの3回にわたり、支店長らに「リストの処分に困っている。こんなリストはどこの業者でも買ってくれる。商売の協力をしてくれないなら闇の世界にリストを渡す」と脅迫し、2000万円を脅し取ろうとした疑い。
調べに対し、加島容疑者は「リストは平成8年ごろ、同社奈良支店の社員からもらった」と供述。同署で裏付け捜査を進めている。
(奈良新聞) - 2月1日10時51分更新
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