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2005年02月01日(火) 17時25分

架空請求詐欺:3被告、認否を留保−−地裁初公判 /徳島毎日新聞

 東京を拠点にした架空請求事件で、現金の引き出し役をしていたとして詐欺罪に問われている東京都杉並区本天沼3、無職、諏訪園淳二(22)▽同練馬区西大泉3、同、占部貴広(22)▽同区石神井町8、同、沼崎祐太(21)——の3被告に対する初公判が31日、徳島地裁(杉田友宏裁判官)であった。検察側は冒頭陳述で「3被告は架空請求詐欺にかかわっている認識がありながら、報酬を目当てに振り込まれた現金の引き出しを繰り返した」と指摘。3被告は「現金を引き出したことは認めるが、詐欺罪が成立するかは分からない」と、認否を留保した。
 起訴状によると、3被告は住所不定、無職、田村慎也被告(25)らと共謀して昨年10、11月、「法務省認可法人東日本債権管理局」の差出人名で、「電子消費料金未納分について契約会社から委託を受けたので連絡を下さい」などと記したはがきを郵送。はがきを見て連絡してきた福岡県内の女性事務員(33)ら2人に「このままでは裁判になる。取り下げるためには弁護士を雇わなければならない」などとうそを言って、指定した銀行口座に現金156万円を振り込ませ、だまし取った。【小野沢健一】

2月1日朝刊
(毎日新聞) - 2月1日17時25分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050201-00000258-mailo-l36