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02年に長野県で起きた自動車事故で、死亡した夫婦の遺族が31日、「欠陥でハンドルの制御がきかなかったのが原因だ」として、製造元のダイムラー・クライスラー(米国)と輸入販売したダイムラー・クライスラー日本、本田技研工業の3社を相手に計約3億6000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
原告は亡くなった花岡裕樹さん(当時28)、美香さん(同27)夫妻の両親と長男(4)。
訴状によると、02年5月、長野県内で美香さんが運転する四輪駆動車「ジープ・チェロキー」が、対向車線で大型ダンプと衝突。夫妻は死亡し、長男も大けがをした。
原告側は、衝突前にハンドル操作がきかずに焦っている美香さんの様子を目撃している人が複数いる、と主張。訴えによると、この車種は97年と02年の2回、ハンドル操作の不具合でリコールの届けが出されたという。
ダイムラー・クライスラー日本と本田技研工業は「訴状を受け取っていないのでコメントできない」としている。
(01/31 19:49)