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テレビ東京は28日、25日に同局系列などで放送した実験情報番組「教えて!ウルトラ実験隊」で紹介した花粉症対策の中に、「事実を歪曲(わいきょく)した表現があった」として、犬飼佳春常務らが会見を開き、謝罪した。
この番組は身近な疑問を実験で解き明かす情報番組。同局によると、この中で、花粉症対策の一つ「舌下減感作療法」を取り上げ、花粉症の女性が、その療法を2週間試してどう変わったかを紹介したが、実際は5日程度しか試していなかったという。
問題が発覚したのは、番組で取材を受けた千葉大学大学院医学研究院の岡本美孝教授から放送後に、番組を制作した日本テレワークに抗議があったため。テレビ東京によると、岡本教授は実験日数の違いのほか、「症状が軽くなったと断定的に報じた」とも指摘、番組内での謝罪と訂正を求めているという。
テレビ東京のこれまでの調査では、複数の医療関係者に取材した内容を組み合わせて、岡本教授が最後まで診察したと視聴者が受け取れるように編集していたことも明らかになった。また、「治療効果」として紹介した映像についても、事実だったかどうか調査するという。訂正内容は、2月1日の同番組で詳しく放送する。(01/28 21:08)