2005年01月24日(月) 07時31分
元京都大研究員に求刑 サーバーへの不正侵入事件(共同通信)
著作権保護団体のホームページからサーバーに侵入したとして、不正アクセス禁止法違反の罪に問われた元京都大研究員河合一穂被告(41)の論告求刑公判が24日、東京地裁(青柳勤裁判長)で開かれる。
初公判で河合被告は「パスワードなどが必要ない領域にアクセスしただけ」と不正行為を否定し、無罪を主張していた。
起訴状などによると、河合被告はコンピューターセキュリティーの問題点を指摘するため、2003年11月6−8日、京都市や東京都から大阪市内に設置されたサーバーコンピューターにアクセスの制限を解除する指令を入力し、7回にわたり不正に接続した。
被告の公判では、サーバーレンタル会社の社員が証人として出廷し、証言内容によっては犯罪を誘発する恐れがあるとして、裁判長が憲法などに基づき、裁判の公開を停止したこともあった。
(共同通信) - 1月24日7時31分更新
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