2005年01月22日(土) 06時03分
「カード被害ない」=苦情5件、隠ぺい−偽造事件のゴルフ場支配人(時事通信)
ゴルフ場を舞台にしたスキミングによるキャッシュカード偽造事件で、グループの手引き役とされる群馬県富岡市のゴルフ場支配人遠山秀樹容疑者(51)=窃盗容疑などで逮捕=が、被害に関する苦情などが5件あったにもかかわらず、ゴルフ場の管理会社や警察に報告していなかったことが22日、分かった。
警視庁などの合同捜査本部は、遠山容疑者が貴重品ロッカーのマスターキーを渡し、偽造グループに協力しただけでなく、事件の存在を隠し、発覚を遅らせる役割も果たしたとみて追及する。
関係者によると、遠山容疑者が勤務していた「レイクウッドゴルフクラブ富岡コース」では昨年夏以降、利用客からスキミング被害に遭ったなどとする苦情や相談が相次ぎ、10月までに5件寄せられた。このうち3件は同容疑者が自ら客への対応をしていたという。
遠山容疑者は昨年10月、富岡コースや系列の3ゴルフ場の支配人が集まった会議に出席。各地で続発するスキミング被害が話題に上った際にも「うちでは被害はない」と発言し、苦情などがあることを隠していた。
(時事通信) - 1月22日6時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050122-00000376-jij-soci