2005年01月20日(木) 16時15分

振り込め詐欺：撃退へ電話相談窓口を開設　平日受け付け−−大田原市　／栃木（毎日新聞）

　卑劣な振り込め詐欺から市民を守ろうと、大田原市は市民に「金を振り込め」との電話があった場合、振り込む前に通報してもらい、解決のためのアドバイスをする電話相談窓口を開設する。来月１日に配布の広報誌に特集を組んで市民に知らせるが、２０日から相談可能という。
　市民からの通報は、土日と祝日を除く平日の午前８時半から午後５時１５分まで、総務課（電話０２８７・２３・８７０２）で受け付ける。相談があった場合、大田原署と連携して的確に対処し、金を振り込むのを未然に防止する。架空請求などについても対処する。
　チラシも各戸に配布予定で、心掛けることとして（１）あわてない・動揺しない（２）必ず本人に確認する（３）振り込む前に家族・警察・市役所に相談する——と呼び掛ける。
　また、チラシには不審な電話がかかってきた際に確認に必要な家族らの電話番号を記入しておく欄を設け、通報先の総務課と大田原署（電話０２８７・２４・０１１０）の電話番号を掲載。電話機の近くに掲示してもらう。
　同署管内での振り込め詐欺は、昨年８件発生し、９３３万８０００円の被害があった。架空請求も２件発生し、２００万円の被害が出ており、市総務部の藤田宏和部長は「金を振り込んでしまってからでは手遅れになってしまう。電話がかかってきたら振り込む前に相談してほしい」と話している。【柴田光二】

１月２０日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000149-mailo-l09