2005年01月20日(木) 10時32分
Xファイル流出にヨン様ら真っ青…事務所側法的手段も(サンケイスポーツ)
【ソウル19日】Xファイル流出にヨン様、ジウ姫、真っ青−。韓国の100人を超えるタレントの個人データがネット上に流出し、韓国芸能界が前代未聞の大パニックに陥っている。大手広告代理店がテレビや新聞の芸能記者から取材してまとめたものだが、「30人以上のマネジャーが暴行された」といった過激な内容が含まれており大問題に。真偽のほどは分からないが、タレント側は法的処置も示唆するなど対応に大わらわ。韓流ブームに沸く日本に波及することも必至だ。
ヨン様の国に大激震が走った。誰もが閲覧可能なネット上に、この日突然“悪魔のファイル”が掲載されたのだ。
113ページもの膨大な情報量に書かれてあったタレントはトップクラス99人と新人20人以上。ペ・ヨンジュン(32)、チャン・ドンゴン(32)、イ・ビョンホン(34)、ウォンビン(27)の韓流四天王をはじめ、女優のチェ・ジウ(29)、チョン・ジヒョン(23)ら日本でも大人気のスターたちも俎上にあがっていた。
項目は“魅力”“才能”“短所”“長所”“今後の見込み”“自己管理能力”などに分かれ、“短所”には「舌っ足らずなしゃべり方」「女性関係が複雑」、“長所”には「演技を真面目に取り組み、飽くなき努力を続けている」など克明に分析がなされている。
中でも過激なのが“噂”の項。「暴力を振るわれたマネジャーは30人を超える」「変態的な性関係を恋人に要求したため破局した」「性行為の最中に相手が腹上死した」「映画のPRにも、出演料を要求するほどお金が大好き」など、誰もがあっと驚く内容のオンパレードという。
作成日は昨年11月と記され、「この調査は資料収集を通じてCM出演タレントの価値を把握し、契約後に想定される様々な状況を事前に管理して、広告主のリスクを最小化する目的で企画された」と注意書きまで添えられていた。実は某大手広告代理店(ネットでは実名)が秘密裏にリサーチして、CMクライアント用に作成したデータが流出したものだった。現地のあるマスコミ関係者によると、代理店から委託された調査会社が流出元として名乗り出て、謝罪したという。
だが、名前が挙がったスターたちはたまったものではない。自らのCM価値が公になったのみならずタレント生命にかかわる一大事だからだ。この日午後、名前の挙がったタレントの所属芸能プロダクションの社長が集まって緊急会議を開き、名誉棄損で法的手段を検討中という。
焦ったのは、芸能人だけではない。“噂”の項で、スポーツ新聞記者や芸能レポーターの実名が証言者として書かれているためだ。彼らにとっては今後仕事がやりにくくなるだけでなく、代理店や調査会社と一緒に訴えられる可能性も十分にあり、騒動はマスコミまで巻き込んでいた。
“噂”の項の真偽のほどは薮の中だが、この騒動をどう収拾させるのかについても地元マスコミは計りかねており、「莫大な出演料をもらって日本企業のCMに出演したスターたちへの影響が危惧される」との声が出始めている。韓流ブームに水をさす結果にならなければいいが…。
(サンケイスポーツ) - 1月20日10時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000001-sks-ent