2005年01月19日(水) 17時44分
豊永元社長2審も懲役12年 大和管財事件で大阪高裁(共同通信)
破たんした抵当証券会社「大和都市管財」(大阪市)グループの巨額詐欺事件をめぐり、詐欺罪に問われた元社長豊永浩被告(68)の判決公判で、大阪高裁は19日、懲役12年とした大阪地裁判決を支持し、豊永被告の控訴を棄却した。
同社元取締役の奥野昭子被告(62)の控訴審判決公判も開かれ、大阪高裁は懲役3年の1審判決を支持、奥野被告の控訴を棄却した。
豊永被告は「破たん回避の可能性があり、詐欺の認識はなかった」と主張したが、今井俊介裁判長は「被告はグループが支払い不能の状態にあることを熟知し、支払い能力を改善するため計画中だった新規事業も実現性が乏しかった」と指摘。「ワンマン経営者で、刑事責任は突出して重い」と述べた。
(共同通信) - 1月19日17時44分更新
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