2005年01月16日(日) 07時02分

校長名乗り教師宅に虚偽電話　振り込め詐欺か　宮城（河北新報）

　宮城県南の県立高校の男性教諭宅に、校長を名乗る男から「教諭が女子生徒にセクハラをした。もみ消すには金が必要だ」と、家族に現金を要求する電話があったことが１５日までに分かった。セクハラの事実はなく、県教委は新手の「振り込め詐欺」の可能性もあるとみて、各県立高校と市町村教委に注意するよう通知した。

　県教委によると、電話があったのは１２日の日中。家族が「校長にしては声が若すぎる」と不審に思って問いただそうとしたところ、男が電話を切ったという。家族は高校に連絡してセクハラの事実がなかったことを確認した。

　県立高校では昨年１１—１２月の２カ月間で、３人の男性教師が女子生徒へのわいせつ行為やセクハラを理由に懲戒免職処分となっている。不祥事の多発に乗じた詐欺行為の疑いもあり、県教委は１２日に文書で注意を呼び掛けた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050116-00000008-khk-toh