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民主・鉢呂氏ら東京地検に
業務上横領の疑い
道警の不正経理問題にからみ、民主党の鉢呂吉雄国会対策委員長と佐々木秀典衆院議員が14日、道警の現職幹部7人を業務上横領などの容疑で東京地検に告発した。審査のうえ受理されるとみられる。
告発の対象となったのは▽中塚幸男総務部長(警視長)▽角森正人函館方面本部長(同)▽片貝忠男釧路方面本部長(同)▽五十嵐敏明生活安全部長(警視正)▽高橋道夫総務課長(警視)の5人と、いずれも元北見方面本部警備課長の▽和田徹地域企画課調査官(同)▽畠山伸一警務部付(同)の2人。
告発状によると、中塚総務部長ら5人は00〜01年にかけて、それぞれ帯広、苫小牧、旭川中央、札幌白石、天塩署長を務めた際、副署長と共謀して実体の伴わない会計処理をさせ、計715万円の捜査用報償費を着服した業務上横領の疑いがあるとしている。
また、02、03年に北見方面本部警備課長だった2人は当時、存在しないスナックの領収書を偽造して捜査費(国費)を横領し、パブの領収書を偽造して会計検査院の実地検査を妨害したとして、有印私文書偽造や業務上横領容疑で告発した。
鉢呂氏は東京地検に告発した理由を「全国的な視野で捜査するのにふさわしい」としている。ただ、道内の事件であることから、受理されても道内の地検に移送されるとみられる。
この時期に告発に踏み切ったのは、道警が昨年末に幹部の処分を済ませるなど、幕引きを図ろうとする姿勢に対抗するためという。道警の自助努力や道議会での追及では真相究明はおぼつかないと判断し、解明を司直の手に委ねた。一昨年の問題発覚時から、同党道議団の解明姿勢は必ずしも積極的とはいえなかったが、途中から調査権限の強い特別委員会(百条委)の設置を求める方針に転換。しかし、4回とも否決された。告発は疑惑解明の最後の手段ともいえる。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000009999990168