2005年01月14日(金) 14時00分

「証拠あれば支払う」＝ヤミ金帝王が答弁書−今月末に２次提訴・東京地裁（時事通信）

　指定暴力団山口組旧五菱会系のヤミ金融事件をめぐり、被害者８２人が「ヤミ金の帝王」と呼ばれた同会幹部梶山進被告（５５）を相手に約１億１０００万円の損害賠償を求めた訴訟で、同被告が１４日までに、「証拠で認定されれば、可能な範囲で支払いたい」とする答弁書を東京地裁に提出した。
　梶山被告は答弁書で「五菱会とは無関係だが、ヤミ金組織のトップであることは争わない」と述べ、「組織が大きくなり、全容や具体的な取り立て行為は知らないが、銀行の振込依頼書などで私が関係した店舗から金を借りたと認定されれば、返済しなければならないと思う」としている。
　「ヤミ金融被害対策弁護団」（団長宇都宮健児弁護士）は３１日、数十人規模で第２次提訴する予定。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050114-00000817-jij-soci