2005年01月12日(水) 17時01分

悪質商法から若者守れ　啓発用漫画パンフ配布−−京都市　／京都（毎日新聞）

　京都市は若者の消費者被害の未然防止に役立ててもらおうと啓発用漫画パンフレット「十代・二十代のあなたへ〜狙われた若者たち〜悪質商法の甘い罠（わな）」＝写真＝を１万部作成し、区役所などでの配布を始めた。
　若年層の被害が近年目立つことから、国際マンガミュージアム開設計画を共同で進めている京都精華大（左京区）の協力で、分かりやすく視覚に訴える物語仕立てのマンガにした。
　ストーリーは、２１歳の女子学生が街中で声をかけられ、顔のエステの無料体験に誘われる場面からスタート。肌年齢４０歳と診断され「３０万円の６カ月コースを受けるべき」と４時間にわたって勧誘された末に……、とキャッチセールスの被害に至る過程が紹介される。この他、アポイントメントセールスやマルチ商法の被害に遭う若者を描き、一定期間内ならば契約を無条件解除できるクーリング・オフ制度などについて説明。消費者契約法のポイントや悪質商法から身を守るための心得なども挙げている。
　パンフレットはＡ５判２０ページ。問い合わせは同市市民総合相談課（０７５・２５６・１１１０）。【丹野恒一】

１月１２日朝刊　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050112-00000255-mailo-l26