2005年01月12日(水) 21時03分
おれおれ、私私etc…手口巧妙化で被害高止まり(読売新聞)
昨年11月に全国の警察が届け出を受けた振り込め詐欺(おれおれ詐欺など)の被害は2230件で、被害額は計29億5700万円に上ったことが12日、警察庁のまとめで分かった。
昨年1月からの被害総額は251億6300万円で、月別の被害は、9月(38億9200万円)をピークに2か月連続の減少。ただ、誘拐を偽装した恐喝や架空請求詐欺は逆に増加し、高止まりの状態が続いている。同庁は「いわゆる『おれおれ詐欺』への摘発や警戒が強まった分、手口の多様化、巧妙化が進んでいる」と分析している。
11月の被害を手口別にみると、おれおれ詐欺が17億1100万円で前月比17・8%の減。これに対し、架空請求詐欺は43・1%増の1億8900万円、融資保証金詐欺は13・7%増の5億400万円、誘拐などを偽装した恐喝は6・7%増の1億1400万円だった。
一方、摘発件数は、おれおれ詐欺が前月の3・8倍の144件、振り込め詐欺全体でも2倍にあたる172件に上った。おれおれ詐欺に限ると、1—11月の被害総額は167億2700万円で、一昨年1年間(43億1800万円)の3・9倍に上っている。
(読売新聞) - 1月12日21時3分更新
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