2005年01月07日(金) 11時29分
偽造カード犯罪で緊急対策 金融相、来月中にと表明(共同通信)
【ロンドン7日共同】英国を訪問中の伊藤達也金融相は6日、偽造された銀行キャッシュカードで多額の現金が引き出される被害急増への緊急対策として、「2月中をめどに実効性ある犯罪防止策を速やかに検討するよう銀行に要請する」ことを明らかにした。
現金自動預払機(ATM)の引き出し限度額引き下げや偽造しにくいICカード化などが緊急対策の柱になる。加えて金融庁は、被害者の負担限度額を制限している英国などの事例も参考に、国内でも銀行側が原則的に被害額を負担するルールを策定するため、立法化も含めた検討を進める。
全国銀行協会によると、2002年度には1200万円だった偽造キャッシュカードによる預金引き出し被害は、カード読み取り技術など犯罪手口の巧妙化もあって、03年度には2億7000万円に急増。
(共同通信) - 1月7日11時29分更新
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