2005年01月04日(火) 20時24分
東京ディズニーランドで年間パスポート顧客情報流出(読売新聞)
千葉県浦安市の東京ディズニーランド(TDL)などを運営するオリエンタルランドは4日、TDLや東京ディズニーシーに1年間入場できる「年間パスポート」の保有者と元保有者の個人情報が流出したと発表した。
同社にリストの買い取りを求める電話を男がかけており、同社は同日、浦安署に被害届を提出、同署は恐喝未遂事件として捜査している。
流出が確認された個人情報は、3種類ある年間パスポートの保有者や元保有者計16人分。昨年12月23日から29日にかけ、このうち10人に「パスポートの有効期限が切れるので、金を振り込め」などという内容の電話があった。29日には保有者を名乗る男から同社に電話があり、保有者5人の名前を挙げ、リストの買い取りを要求した。金を振り込んだ顧客はいないという。
年間パスポート保有者は約6万人で、データを保存している39か月前までの元保有者も含めると約14万人になるが、流失した人数と経緯は不明。パスポートはTDLの2か所で購入でき、顧客が申込用紙に住所や名前を記入し、社員らが入力する。用紙は鍵のかかる倉庫に保管され、データに接続できるのは社内の4人だけだという。
同社は4日、社内に調査委員会を設置し、漏えいの経緯などを調べるとともに、可能性がある約14万人におわびと注意を喚起する内容のダイレクトメールを発送した。
(読売新聞) - 1月4日20時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050104-00000312-yom-soci