2004年12月31日(金) 00時00分

悪質商法の手口紹介 奥越地区連絡会が希望者にカレンダー配布 （東京新聞）

　奥越二市一村でつくる奥越地区消費者行政連絡会は、悪質商法の手口や対処法などをイラスト付きで紹介した来年のカレンダー「ストップ・ザ・悪質商法」を、希望者に配布している。

　Ａ４判、横開きの冊子状。開いて壁に掛けると、下のページでは二カ月分ずつのカレンダーを、上のページでは悪質商法についての解説を見られるようにした。

　解説ページでは▽クーリング・オフの手続きの仕方▽「キャンペーン中だから安くする」などと言い高額な住宅改装など工事契約をさせる「見本工事商法」の手口▽注文していない商品や請求書が送られる「押し付け商法」への対処の仕方−などをイラスト付きで説明している。

　連絡会は、八年前から同様のカレンダーを作り全戸配布していた。効果がやや疑問視されたのとコストがやや高いこともあって、一昨年、昨年は休止したが、「また作ってほしい」と要望する住民もいて、希望者を対象にした形で復活させた。

　千部を印刷。大野、勝山市、和泉村の消費者行政担当課が十一月以降、高齢者団体の集会などで配布しているほか、市役所、村役場にも置き、希望者は自由に持ち帰れるようにしている。　（近藤　隆尚）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/fki/20041231/lcl_____fki_____004.shtml