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奈良市の小学1年の女児(7)が自宅近くで連れ去られ、遺体で見つかった事件で、奈良県警捜査本部は30日朝、県北西部に住む36歳の新聞販売所従業員が関与した可能性が強まったとして事情聴取を始めた。従業員の知人が事件にかかわっている疑いがあり、関係者からも事情を聴く。
調べでは、女児は11月17日午後2時ごろ、奈良市内の路上で、下校途中に連れ去られ、殺害された。遺体は18日午前0時すぎ、奈良県平群(へぐり)町菊美台2丁目の農道脇の側溝で見つかった。
女児は父親の会社員(30)と母親(28)の長女で、一家は妹(2)も含め4人家族。
女児は17日午後1時に授業が終わり、南東約1・4キロの自宅に歩いて向かった。同40分ごろ母親と携帯電話で話をした後、連絡がとれなくなった。午後2時ごろ、自宅から約100メートル離れた路上で、男の運転する車に乗り込む姿を近所の小学2年生2人が目撃していた。
その後、同日午後6時半ごろに、女児の携帯が同県河合町内で使われた。
同日午後7時55分に女児の携帯から母親の携帯に電話がかかり着信音2回で切れた。9分後の同8時4分に携帯に「娘はもらった」とのメールが届き、女児の全身の姿を撮影した写真が添付されていた。
電波の受信状況などから、母親への電話は同県王寺町のJR王寺駅の北側から、メールは奈良県平群町役場周辺から発信されていたことが分かった。
12月14日未明にも河合町内から女児の携帯を使って女児の家族にメールが送られており、県警は遺体発見現場の平群町から河合町周辺にかけての県北西部に、誘拐犯の自宅や生活拠点がある可能性が高いとみて調べていた。
(12/30 07:45)