2004年12月30日(木) 16時16分
トヨタ系販売会社、641人の顧客情報流出−−消去せずリースPC返却 /茨城(毎日新聞)
水戸市のトヨタ系自動車販売会社「ネッツトヨタ水戸」(幡谷浩史社長)は29日、個人用パソコン(PC)に保存していた顧客情報が流出した、と発表した。不正利用などは報告されていないが、少なくとも641人分の情報が流出したという。
同社によると流出したのは、東海村在住の顧客に関する情報で、氏名や住所のほか、自動車の登録番号や保険の契約期間などが記載されていた。同社は営業用としてノートパソコン39台をリース契約で使用していたが、今年1月の契約満了時に顧客情報を消去せずにリース会社に返却した。
このうち13台は回収業者を経て、中古パソコン販売業者に売却され、5台がデータが消去されないまま東京都内の店頭に並んだ。3台が売れたという。
同社には11月23日、2台購入した客から「顧客データが残っている」との情報が寄せられた。同社は店頭に並んだパソコンのうち、この客と業者から4台を買い戻したが、1台の購入者は不明だという。【米江貴史】
12月30日朝刊
(毎日新聞) - 12月30日16時16分更新
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