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奈良市の小学1年の女児(7)が自宅近くで連れ去られ、遺体で見つかった事件で、奈良県警捜査本部は30日、同県三郷町に住む新聞販売所従業員の男(36)が事件に関与した疑いが強まったとして、わいせつ目的誘拐容疑で逮捕状を請求した。毎日新聞大阪本社は、この男が同県河合町の毎日新聞販売所に勤務していることを認めた。県警はこの販売所を捜索した。
調べでは、女児は11月17日午後2時ごろ、奈良市内の路上で、下校途中に連れ去られ、殺害された。遺体は18日午前0時すぎ、奈良県平群(へぐり)町菊美台2丁目の農道脇の側溝で見つかった。
女児は父親の会社員(30)と母親(28)の長女で、一家は妹(2)も含め4人家族。
12月14日未明にも河合町内から女児の携帯を使って女児の家族にメールが送られており、県警は遺体発見現場の平群町から河合町にかけての県北西部に、誘拐犯の自宅や生活拠点がある可能性が高いとみて調べていた。
(12/30 11:42)