悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
当初は「電子料金」約3000円の未納通告だったが、主婦が応じる気配をみせると請求がエスカレートし、「ややこしい相手から裁判を起こされている」などと言われ、2日間で11回、1回で最高600万円振り込まされたという。
調べでは、主婦宅に24日、「電子消費者料金未納の最終通告書」というはがきが届いた。主婦が27日に、債権取り立て会社を称する連絡先に電話すると、男から「あなたは電子料金の未納で裁判を起こされている。弁護士費用が必要だ」と言われ、40万円を指定された口座に振り込んだ。その後もさまざまな名目で請求が続き、28日にかけ計約3000万円を振り込んだ。
「国税局の査察を止める費用」などの請求もあったが、主婦は気が動転していて、言われるまま振り込んだという。
主婦は、知人や親族から借りるなどして、現金を用立てていたが、親族らの指摘で不審に思い相手に連絡すると一方的に電話を切られたため、詐欺に気付いた。
■振り込め詐欺 肉親や警察官らを装う「オレオレ詐欺」、有料サイトの料金名目などで金をだまし取ったり、脅し取る「架空請求詐欺(恐喝)」、融資の保証金名目に金をだまし取る「融資保証金詐欺」の総称。手口の類似性から、誘拐を装って身代金を脅し取る恐喝事件も含まれる。大半が多額の金を口座に振り込むよう要求するため、振り込まないように注意喚起する狙いで警察庁が12月に命名した。(共同)
(12/30 00:23)