2004年12月29日(水) 00時00分

電気業者装いまた窃盗 港北区と同一手口　戸塚で９４万円被害 （東京新聞）

　二十七日午後二時半ごろ、横浜市戸塚区上倉田町の無職男性（７５）が、漏電検査の電気作業員を装った二人組の男に、現金九十四万円を盗まれる事件があった。同様の手口の窃盗事件は同市港北区でも多発しており、戸塚署が窃盗事件として捜査するとともに、関連を調べている。

　調べでは、二人組はベージュのジャンパーを着た三十−四十歳代。「東電から来た。火事が多いので漏電検査をしている」と訪れ、約三十分間ブレーカー点検のふりをして帰った。三時間後、帰宅した家族が財布などから金を抜き取られていることに気づいた。二人は一階と二階に分かれて作業したといい、一人が男性と別の階にいるすきに金を盗んだとみられる。

　同様の窃盗事件は港北区で今年だけで二十七件（被害総額四百六十万円）発生。戸塚区でも約一カ月前に未遂事件があった。戸塚署は「予告もなく、作業員が来ることはない。訪問されても、必ず身分証明証の提示を求め、確認してほしい」と注意を呼びかけている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20041229/lcl_____kgw_____002.shtml