2004年12月29日(水) 16時20分
出会い系サイトなど、未成年の被害者4倍−−県警の携帯電話中高生調査 /群馬(毎日新聞)
◇保護者の関心薄く
県警少年課は28日、携帯電話に対する中高生の意識調査結果を発表。今年1〜11月末の出会い系サイトなどを通じて性犯罪被害を受けたり、同サイト利用により補導された未成年の被害者数は前年同期比で4倍に上っていることが分かった。
調査は、携帯電話の普及で出会い系サイトを利用した未成年者が児童買春などの被害に遭遇する事件が県内で相次いでいることから、青少年の携帯電話利用実態を把握しようと今年4月末〜同6月末に、県内の中学、高校で実施。携帯電話の利用実態について、保護者の関心が薄いことも明らかになった。
同課によると、携帯電話を通じて同サイトにアクセスし、性的犯罪の被害に遭ったり、サイト利用で補導された未成年者数は今年11月末現在で24人。前年同期比で18人増という。同課は「表に出ていない被害は相当あるのでは」とみている。
同課では、携帯電話利用実態への保護者の無関心と、サービスを提供する携帯電話会社の消極的な取り組みが、被害や補導未成年者数増加の原因となっているとみて、注意喚起と被害予防への対策をしたいとしている。【木下訓明】
12月29日朝刊
(毎日新聞) - 12月29日16時20分更新
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