2004年12月29日(水) 13時21分
帰省中のメールチェック、約6割が「必要だと思う」が実行するのは4割未満(japan.internet.com)
年末年始、帰省する方はどのようにネットを活用しているだろうか。帰省中は普段の PC 環境を再現するのは難しい。
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った年末年始のインターネット利用に関する調査によれば、帰省中に「メールチェックする必要性を感じる」ユーザーは約6割だった。しかし、実際に「メールチェックする」というユーザーは4割未満である。
調査対象は、20代〜50代の、年末年始に帰省を予定している(または帰省中の)インターネットユーザー300人。年齢層は20代29.3%、30代44.3%、40代21.0%、50代5.3%。 男女別構成比は男性42.0%、女性58.0%。
全体300人のうち、帰省準備のためにインターネットコンテンツやサービスを利用する(した)ユーザーは46%。同ユーザーに尋ねた昨年の利用状況と比較すると、3.7ポイントの伸びとなった。また、
2002年の調査 と比較すると5ポイントの伸びである。緩やかだが利用者は毎年増えているようだ。
具体的に利用する(した)コンテンツ・サービスを挙げてもらったところ、「電車・飛行機などの時刻表検索」(87人)、以下「天気予報・気象情報」(57人)、「電車・飛行機などの座席予約」(40人)「高速道路の渋滞情報(予測)」(36人)、「高速道路のルート検索」(21人)などとなった。2002年の調査とほぼ同じコンテンツが挙げられているが、注目すべき点は「電車・飛行機などの座席予約」が「高速道路の渋滞情報(予測)」を抜いて3位に入っていることだ。ネットでの予約やeチケット利用は今後拡大することが予想される。
さて帰省期間中、普段は常にチェックしているであろうメールはどうするか(
Blog をどうしようかというユーザーもいるかもしれない)。帰省中のメールチェックについて、「必要だと思う」ユーザーは59%、また実際に「メールチェックする」というユーザーは37.7%だった。
必要でありながら実行に移せないのは、PC 環境が整わないからか、それとも年末年始の慌ただしさか。メールチェックの方法のトップは「帰省先の PC でメールソフトを設定してチェック」が最も多く、続いて「ノートパソコン・PDA を持参してチェック」、「Webメールへ転送(または Web メールの POP メール取り出し機能)」だった。
では、年末年始のインターネットの利用時間は普段と比べてどうなるのだろうか。全体300人に尋ねたところ、「変わらない」が37.7%で最多だった。「かなり増える」と「少し増える」を合計すると32.5%、「かなり減る」と「少し減る」を合計すると29.7%だった。「増える」ユーザーが「減る」ユーザーを上回る、という結果になった。
年末年始とはいえ、なかなかネットからは離れられないようだ。
(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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