2004年12月28日(火) 00時00分
融資保証金詐欺を初摘発(朝日新聞・)
ダイレクトメールで架空の融資話を持ちかけ、保証金の名目で現金計約6万円を振り込ませたとして、県警捜査2課と前橋署は27日までに、東京都大田区萩中3丁目、生花店従業員小山英吾容疑者(25)と横浜市内の無職少年(18)を詐欺の疑いで逮捕した。容疑をおおむね認めている。同課は余罪による被害は計1千万円余りに上るとみている。融資保証金をかたった詐欺事件での逮捕は県内初という。
調べでは、2人は11月9日、勢多郡内の運転代行業男性(40)に「融資保証金」として預金口座に現金3万2千円を、同10日には、大阪府堺市内の運転手男性(43)に現金3万5千円を振り込ませた疑い。小山容疑者が実行役で少年は現金の引き出し役だったらしい。指定口座の名義が複数あることから、同課は共犯者がいるとみている。
2人は東京都渋谷区内の架空会社を名乗り、多重債務者などにダイレクトメールを送付。記載の連絡先に電話した被害者に「融資の保証料として融資額の一部と、返済能力を確認するための手数料を振り込んでほしい」などと言ってだましたという。
同課によると、秋田県から熊本県まで11人の被害者を確認しているという。2人は「手数料が足りない」などと言って、同じ被害者に平均7、8回現金を振り込ませていたらしい。
(12/28)
http://mytown.asahi.com/gunma/news02.asp?kiji=4097
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