2004年12月27日(月) 13時08分
三井物産を詐欺で捜索 データねつ造で警視庁（共同通信）
首都圏のディーゼル車規制に絡み、三井物産が排ガス浄化装置のデータをねつ造していた問題で、警視庁捜査二課は２７日、詐欺容疑で三井物産本社（東京都千代田区）と子会社の「ピュアース」（同）など約２０カ所を家宅捜索した。
大気汚染対策をめぐる大手商社の不正行為は、発覚から異例の早さで刑事事件へと発展。同課は両社の組織的な関与についても捜査を進め、首都圏の自治体が「被害者」となった犯罪の全容解明を目指す。
このほかの捜索場所は、装置の性能確認実験が行われた長崎市内の施設など。
三井物産が１１月２２日、ねつ造の事実を公表したことを受け、東京、千葉、埼玉、神奈川の４都県は１２月７日、詐欺や偽計業務妨害などの容疑で警視庁に告発状を提出。２６日には、都営バスに取り付けた装置の販売をめぐる詐欺容疑で、都があらためて告訴していた。
（共同通信） - 12月27日13時8分更新
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