2004年12月24日(金) 22時28分
600万受け捜査情報も教示 警視庁警部補起訴(共同通信)
警視庁警部補による汚職事件で、組織犯罪対策4課の警部補磯脇清春容疑者(52)は、逮捕容疑の200万円以外に、捜査資料の内容を教えた見返りとして、現金430万円や多額の商品券、ビール券を受け取っていたことが24日、警視庁の調べで分かった。
警視庁は24日までに430万円などの収賄容疑で磯脇容疑者を追送検、東京地検は同日、収賄罪で起訴した。警視庁はこれを受け磯脇被告を懲戒免職処分とした。
起訴状によると、磯脇被告は金融会社社長田辺秀雄被告(58)=贈賄罪で起訴=が、東京都中央区の日商ファンドなど経営する会社で、株式買い付け資金を名目に顧客から多額の金を詐取する「28商法」をしているのを知りながら黙認。
田辺被告から依頼があった人物について、捜査資料で暴力団関係者かどうかを調べて回答するなど、便宜を図った謝礼として2000年3月−昨年12月に、現金計630万円と商品券やビール券計700枚(総額約55万円相当)のわいろを受け取った。
(共同通信) - 12月24日22時28分更新
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