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警視庁の警部補が詐欺商法で摘発された金融会社側からわいろを受け取ったとされる事件で、東京地検は２４日、組織犯罪対策４課の磯脇清春容疑者（５２）を収賄罪で、「日商ファンド」社長の田辺秀雄容疑者（５８）＝詐欺罪で起訴＝を贈賄罪で起訴した。警視庁は同日、磯脇警部補を懲戒免職にした。
起訴状などによると、磯脇警部補は田辺社長が株式の買い付けをかたった詐欺商法で客から金を詐取していたことを黙認し、摘発逃れの方法を教えるなどした。その見返りに００年〜昨年、田辺社長から８回にわたり、現金計６３０万円やビール券と商品券７００枚（計約５５万円相当）を受け取ったとされる。受け取った金は飲食代やゴルフ代などに充てていた。
東京地検は、田辺社長とともに贈賄容疑で逮捕された同社経理責任者の女性（３８）については処分保留とした。
(12/24 21:41)