2004年12月24日(金) 22時39分
摘発逃れの情報流し収賄、警視庁警部補を起訴(読売新聞)
警視庁捜査員による汚職事件で、東京地検は24日、同庁組織犯罪対策4課の警部補磯脇清春容疑者(52)(千葉県印西市)を収賄罪で、金融会社「日商ファンド」社長田辺秀雄容疑者(58)(東京都新宿区)を贈賄罪で東京地裁に起訴した。
贈賄容疑で逮捕された同社の経理担当社員については、関与が薄いとして処分保留で釈放し、近く不起訴処分にする見込み。磯脇容疑者ら2人は起訴事実を認めているという。
起訴状などによると、磯脇容疑者は、田辺容疑者が詐欺的商法で顧客から金をだまし取っていることを知りながら黙認した上、摘発を免れる情報を流した見返りに、2000年3月から昨年12月まで、現金や商品券など計約684万円分のわいろを受け取った(うち約320万円分は贈賄側の時効成立)。
(読売新聞) - 12月24日22時39分更新
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