2004年12月22日(水) 16時55分

出会い系サイト架空請求　被告、起訴事実認める−−津地裁初公判　／三重（毎日新聞）

　インターネットの出会い系サイトの利用料金をかたった架空請求事件で、詐欺の罪に問われた、住所不定、無職、弟子丸厚作被告（２６）の初公判が２１日、津地裁（大村陽一裁判官）であった。弟子丸被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
　起訴状によると弟子丸被告は、甘利修司被告（２７）＝詐欺罪で公判中＝らと共謀し、今年４月１７日から２０日までの間、熊本県益城町の男性会社員（４２）ら３人に「出会い系サイトを使っていますね」「料金は、延滞金も含めて１６万円です」とうその電話をかけ、現金計１０５万円を指定した口座に振り込ませ、だまし取ったとされる。
　また同日、振り込まれた現金を甘利被告らに渡したなどとして、盗品等保管と組織犯罪処罰法違反（犯罪収益等収受）の罪に問われた、東京都北区西ケ原、携帯電話販売業、中村俊一（５１）、千葉市中央区、無職、鈴木政吉の両被告（５４）の初公判が開かれ、即日結審した。検察側は、中村被告に懲役３年、罰金２０万円を、鈴木被告に懲役２年６月、罰金２０万円をそれぞれ求刑した。【鈴木顕】

１２月２２日朝刊　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041222-00000169-mailo-l24