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欧州司法裁判所は22日、米マイクロソフトが欧州連合(EU)欧州委員会から受けた音楽・映像再生ソフト「ウィンドウズ・メディア・プレーヤー」の分離出荷命令を有効とする判決を下した。
マイクロソフトが命令の差し止めなどを求めていたが、判決ではマイクロソフトがEU競争法に違反してパソコン基本ソフト「ウィンドウズ」の独占的地位を利用し、音楽・映像再生ソフトを「ウィンドウズ」に付属させる形で出荷。また業界他社にサーバーソフトの技術情報を十分公開せず、市場競争を阻害したことを認めた。
欧州委報道官は「これ以上決定の実施を延期する必要はない」として、3月の欧州委の決定通り、マイクロソフトが90日以内に分離したソフトの出荷を始め、技術情報を公開するよう求めた。
マイクロソフト側は6月、欧州委に4億9700万ユーロ(約700億円)の課徴金を支払った上で、分離出荷などの差し止めを求めていた。
(12/22 21:23)