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2004年12月22日(水) 11時22分

危険度の高いスパイウェア/アドウェアのワースト10発表--米対策ベンダCNET Japan

 CoolWebSearchに注意しよう。Microsoft Internet Explorer(IE)のセキュリティ設定を変更するこのプログラムは、コンピュータユーザーに大きな被害をもたらす可能性がある。

 スパイウェア対策ベンダWebroot Software(本社:コロラド州ボールダー)は現地時間21日、CoolWebSearchについて、悪質なHTMLアプリケーションを自らインストールし、IEのセキュリティ欠陥を悪用するプログラムだと述べた。

 WebrootのマネージングディレクターNick Lewisは、「いかに不快なプログラムかという観点からすると、CoolWebSearchは消費者にとって最悪なプログラムの1つといえる。ブラウザを完全に乗っ取ってしまうので、ユーザーは何もできなくなる」と語っている。

 CoolWebSearchは、Webrootがまとめている危険度の高いスパイウェアおよびアドウェアのワースト10リストのなかでも、最も危険なプログラムだと位置付けられている。Webrootのこのリストには、ほかにも以下のようなプログラムが入っている。PurityScan:使用中のコンピュータからアダルト画像を削除することをうたうプログラム。ユーザーのコンピュータ画面に広告を表示する。Transponder (vx2):ユーザーのウェブブラウジング活動を監視し、関連する広告を表示するIEの「ブラウザヘルパーオブジェクト」。KeenValue:個人情報を収集してコンピュータユーザーに広告を送りつけるアドウェアプログラム。Perfect Keylogger:ユーザーの訪問先ウェブサイトや、キーボード/マウスからの入力内容を記録する監視ツール。パスワードや口座番号など、機密性の高い情報も記録する。

 Webrootのセキュリティ調査担当バイスプレジデントRichard Stiennonは、「コード作者も、プログラムが対策ツールに検知されたり、削除されたりしないように、工夫を重ねている。これらワースト10にリストアップされたプログラムは、蔓延状況や影響力という点でみても、最も危険なものといえる」と語っている。

 Webrootでは、Microsoftのセキュリティパッチをインストールすることや、フリーウェアの使用を控えること、IEのActiveXダウンロードを無効にすることを推奨している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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(CNET Japan) - 12月22日11時22分更新

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