2004年12月22日(水) 12時55分
旧五菱会系の資金洗浄、幹部に追徴・没収30億円求刑(読売新聞)
指定暴力団山口組旧五菱会系のヤミ金融グループによるマネー・ロンダリング(資金洗浄)事件で、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの罪に問われた同グループ幹部・奥野博勝被告(28)の公判が22日、東京地裁であった。
検察側は論告で「資金洗浄行為の防止は国際社会における喫緊の課題で、厳重な処罰が必要だ」と述べ、懲役5年、罰金500万円、追徴金29億9000万円と、約9580万円の没収を求刑した。公判は結審し、判決は2月7日。
追徴・没収の対象となったのは、奥野被告がクレディ・スイス(CS)香港に隠したり、国内で押収されたりした犯罪収益。同グループ最高責任者・梶山進被告(55)、グループ幹部・松崎敏和被告(35)が隠していた犯罪収益を合わせると、この事件で追徴・没収の対象として求刑された額は、計約97億円となった。
(読売新聞) - 12月22日12時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041222-00000103-yom-soci