2004年12月21日(火) 00時00分
振り込め詐欺 県警が緊急対策本部(朝日新聞・)
振り込め詐欺被害昨年の4倍 注意シール全戸に配布 県警は20日、振り込め詐欺事件捜査緊急対策本部を設置した。県内では年初から12月15日までに169件の振り込め詐欺事件が発生し、被害額は約1億5千万円。昨年の約4倍にものぼっている。電話にはる「オレオレ詐欺に注意」などと書かれたシール40万枚を県内全戸に配布し、防犯対策もあわせて進める。
対策本部は、槙野和男刑事部長以下37人態勢。今年6月にも同様の詐欺捜査班を20人態勢で設置したが、事件多発を受けて態勢を強化した。
振り込め詐欺はオレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証詐欺の総称。今年に入ってからの県内の被害は今月15日現在でオレオレ詐欺が51件、架空請求詐欺が56件、融資保証詐欺が62件報告されている。
県警は、捜査と併せて、防犯活動にも力を入れる方針だ。自宅の電話にはるシールの全戸配布を始めたほか、金融機関にも現金自動預入払出機(ATM)に被害防止ポスターを掲示し、不審な振り込みをする顧客に声をかけるなどするよう協力を要請している。
振り込め詐欺は全国では10月までに約2万件発生し、被害額は220億円を超えている。
(12/21)
http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=6216
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