2004年12月21日(火) 20時50分
[サービス]DDIポケット、エアエッジを高速化、体感速度を最大5倍に(BCN)
DDIポケット(山下孟男社長)は12月21日、パケット方式を活用したデータ通信サービス「エアエッジ」の高速化を図ると発表した。サービスの強化は、同社が社名を「WILLCOM(ウィルコム)」に変更する05年2月2日から。新しいサービスを追加することで、新しい企業としてスタートする弾みを付ける。
新サービスは、エアエッジの体感速度をさらに向上する有償の高速化サービス「メガプラス」。ユーザーは、同サービス専用のクライアントソフトをパソコンなどにインストールするだけで利用が可能。体感速度は、最大で既存サービスの5倍に高まるという。サービス開始の2月から7月末まではキャンペーンとして無料でソフトを配布することで利用者増につなげる予定だ。
また、256Kbpsに対応した「エアエッジプロ」を開始。メールの確認やネットの閲覧に加え、業務アプリケーションのダウンロードを頻繁に行う、外出や出張が多い会社員を中心に顧客を開拓していく。価格は明らかにしていなものの、「(128Kbpsと比べ)ネットワークを2倍にするため、通常は2倍の価格になるはずだが、ユーザーの声などを聞き、さほど変わらない価格に設定した」(喜久川正樹・執行役員経営企画本部長)という。サービス開始にともない、パケット通信方式の名称を変更。32Kbpsを「1×」とし、128Kbpsを「4×」、256Kbpsを「8×」とする。
販売チャネルについては、家電量販店など従来の販売ルートを活用することに加え、「今後はウェブを活用した販売も重要になってくる。競合他社が直営店をもっていることからも、販売チャネルを増加するためには行わなくてはならないし、直営店がない分、行いやすい環境でもある」(同)と、ウェブビジネスに着手することを示唆した。
新サービス開始からの目標とする新規顧客数に関しては今後詰めるが、「アグレッシブな数値を掲げ、新規顧客を増やしていく」(同)と明言。現段階での新規顧客数は、10月で1万件、11月で8000件、12月も10月や11月に近い数値を見込んでいるため、この規模以上の顧客数を目指すとみられる。
DDIポケット
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