2004年12月21日(火) 20時05分

宝飾業者に業務停止１年　特定商取引法違反で最長（共同通信）

　経済産業省は２１日、長時間脅して客に指輪などを販売したとして、特定商取引法違反（威迫困惑、迷惑勧誘など）で、アクセサリー販売「バルビゾン」＝旧ボッテガアルマソジャパン＝（大阪市北区、新田浩司社長）に１年間の業務停止を命じたと発表した。
　同省近畿経済産業局によると、同法に基づく業務停止命令としては最長。被害は全国に及び、２０００年３月以降、年間２００件以上の苦情が各地の消費生活センターなどに寄せられているという。
　同社は主に若い女性従業員から男性に電話をかけさせ「宝石を見るだけでいい」などと言って会う約束を取り付け、実際には男性従業員が出向き、レストランなどで長時間にわたり指輪やネックレスを買うよう勧誘。
　その際、男性従業員は暴力団の話題を出して「知り合いにこの辺で有名なやつがいるから呼ぶ」「おまえなめてんのか」などと脅し、テーブルをけるなどして売買契約を結ばせたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041221-00000206-kyodo-soci