2004年12月21日(火) 14時48分
<わいせつ教諭>「被害者利益のため」こっそり処分 宮城(毎日新聞)
教え子の少女(17)に交際を迫ったとして、仙台市宮城野区の元小学校教諭、赤坂栄樹容疑者(38)が脅迫容疑で逮捕された事件で、宮城県教委が同容疑者を昨年、懲戒免職にした際、処分の事実を公表していなかったことが20日、分かった。
県教委によると、赤坂容疑者は02年5月、担任していた小6女児にわいせつ行為をし、県教委から停職6月の処分を受けた。停職期間中も女児をつけ回すなどしたため03年3月、懲戒免職となった。
白石晃教育長は20日、懲戒免職処分を公表しなかったことを認めたうえで、その理由について記者団に「被害者の親から『ことを大げさにしないでほしい』と嘆願書が出たため」と説明した。
県教委の「懲戒処分等の公表基準」は、被処分者の氏名や学校名について、被害者の利益が損なわれる場合は公表しないと規定しており、県教委は赤坂容疑者の事件はこれに相当すると判断したという。【鈴木英生】
(毎日新聞) - 12月21日14時48分更新
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