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自民党国対委員長の中川秀直衆院議員(60)=広島4区=が官房長官在任中の00年10月、写真週刊誌「フォーカス」(休刊)に掲載された知人女性に関する事実無根の記事と写真で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社などに慰謝料1千万円の支払いと謝罪広告掲載を求めた訴訟の判決が21日、広島地裁で開かれた。能勢顕男裁判長は中川氏側の主張を認め、新潮社などに計80万円の支払いを命じた。
訴状によると、新潮社は00年10月末に発売した「フォーカス」で、中川氏の運転手(当時)が同氏の自宅で撮影した女性の写真を、中川氏本人が撮影したかのように掲載し、中川氏が女性と2人で寝室で過ごしたような印象を与えて名誉を傷つけたとされる。
新潮社側は「女性への取材は尽くした。女性の説明に十分な説得力があり、不自然な点はない。中川氏側の証言は信用できない」と主張していた。
中川氏は内閣官房長官を辞任後、01年3月に提訴した。また同社の編集長を名誉棄損容疑で東京地検特捜部に告訴したが、嫌疑不十分で不起訴処分になった。
(12/21 14:15)