2004年12月20日(月) 00時00分

偽造免許証使い携帯だまし取る ２容疑者を起訴 （東京新聞）

　偽造した運転免許証を使って携帯電話をだまし取ったとして、前橋地検は十九日までに、偽造有印公文書行使と詐欺などの罪で、前橋市野中町、無職、藤林一利（３９）と東京都江戸川区東葛西、不動産仲介業、北原順一（３５）の両容疑者を前橋地裁に起訴した。県警交通指導課と前橋署は、十月三十一日に藤林被告を、先月二十四日に北原被告を逮捕していた。起訴状などによると、藤林被告は七月上旬、北原被告は六月上旬、それぞれ東京都内の携帯電話販売店で、偽造運転免許証を身分証明書として提示し、架空名義の通話可能な携帯電話を詐取した。

　県警によると、今年七月上旬、両被告を含む数人の顔写真で、それぞれ名前や住所が異なる運転免許証数十枚がＪＲ前橋駅構内に放置されていた。県警は、両被告に犯行を依頼した人物が、ほかにも数人の実行役に都内で架空名義の携帯電話をだまし取らせたとみている。詐取された携帯電話が「振り込め詐欺」などに使用された可能性もあり、依頼した人物の特定や携帯電話の流通先などを調べている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20041220/lcl_____gnm_____003.shtml