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2004年12月20日(月) 14時29分

検事、被告の妻に説得強要?無罪の被告が国家賠償訴訟読売新聞

 高知市内の小学校で卓球を指導中に、当時5年生の女児の体を触ったとして強制わいせつ罪に問われ、高松高裁で無罪判決が確定した同市の会社員竹内真一郎さん(46)と、妻の八恵さん(42)が、高知地裁での1審公判中、八恵さんが担当検事から、竹内さんが起訴事実を認めるよう迫られ、竹内さんの供述の自由や黙秘権を侵害されたなどとして、国に慰謝料など計440万円の国家賠償を求める訴訟を20日、大阪地裁に起こした。

 訴状によると、竹内さんは民間のスポーツクラブに卓球の指導者として所属していたが、女児を体育館倉庫に連れ込んで体を触ったとして一昨年7月、逮捕、起訴された。竹内さんは一貫して容疑を否認。1審では起訴事実の一部が認定されて懲役8月、執行猶予3年の有罪判決を受けたが、今年6月、高松高裁で無罪判決を受けた。

 八恵さんは一昨年11月、担当検事に、「罪を認めていれば、裁判にならなかった」「否認していると、刑務所に入ることになる」などと、罪を認め謝罪するよう竹内さんを説得することを求められたとしている。

 上田邦彦・高知地検次席検事の話「提訴を把握しておらず、言われているような事実の有無については何も答えられない」
(読売新聞) - 12月20日14時29分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041220-00000205-yom-soci